2007年03月05日

IT技術とコンテンツビジネス

私、実は10年以上前からホームページを作って公開していました。まだ大手のPC-VANがインターネット方式に転換しつつあった時期の事ですから、一般消費者としてはかなり早くからインターネットに飛びついたクチだったと思います。

勿論、その頃に作ったコンテンツは殆どが消滅しているのですが、幾度かの引っ越しを経て生き残っていて、それどころか時を経る毎に徐々にアクセス数が伸びているコンテンツがあったりします。

その傾向が顕著なのが、このページ。
なめくじの溶けるわけ
ページのタイトルがわざわざ英語(ていうか間違ってるし)なところなどは、タイトルに日本語文字(2バイト文字)を入れるのが御法度だった当時の名残です。

内容は単なる蘊蓄で、今となっては何故こんなコンテンツを作ったのかも思い出せません。まだ全文検索エンジンが無い頃(Yahoo!Japanは有ったが、あくまで登録制のディレクトリサービスだった)ですから、当時は人目に触れる機会が低く、仮にこの情報を求める人がいたとしても、このコンテンツにたどり着くことはできなかった筈です。つまり当時このコンテンツは、この情報を探してやってくる人に向けて書かれた訳ではありませんでしたし、偶然これを見た人にとっても、ほとんど何の価値のないコンテンツだったでしょう。

ところが10年が過ぎ、今になってこれを見に来る人達が居るのは、Googleを筆頭とする全文検索エンジンサービスの御陰に他なりません。10年前には無価値だったコンテンツが、検索技術によって掘り起こされ、知らないウチに、適切な消費者へ価値を提供していたわけです。

で、それ自体はとるに足らない事なのですが、これをもっと抽象的に捉えれば「コンテンツビジネスは新たなコンテンツを生み出すだけが唯一、必要充分の手法ではない」という考えに至ります。コンテンツ処理技術の向上は、今は無価値な(と思える)コンテンツを、ある時突然価値ある物に変貌させます。YouTubeを買収したGoogleは、おそらくそれを誰よりもよく理解して戦略を立て、着実に歩を進めていくでしょう。日本がコンテンツビジネスで「本当に」強くなるためには、今の手法からの飛躍が必要だと思います。
posted by kamicup at 21:12| 兵庫 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。