2007年10月29日

今まさに起きている社会の構造変化

もし貴方が時代に取り残されたくなければ、まあ良いから、これは見なくちゃ駄目だと思います。



この2つの作品は、ニコニコ動画というサービスを舞台に、才能あるユーザの分散型自発的コラボレーションによって生まれた作品です。まず楽曲が投稿され、それを見て触発された絵描きさんが挿絵やアニメーションを付加した上で再び投稿し、話題になっているのです。NHKの「みんなのうた」でそのまま放映しても全く文句なしのレベルに仕上がっています。

ちなみに、聴けば分かるかもしれませんが、歌っているのは同じ歌手です。と言っても人間が歌っているわけではなく、一万円台で買えるような一般向けの「VOC@LOID」というソフトウェアボーカル音源(簡単に言うと、歌う専用の音声合成ソフト)が、楽曲作者の打ち込んだメロディと歌詞の通りに発声しているのです。

それはともかく、これには凄い衝撃を感じます。たった二人の才能と、両者が持っているパソコンと、両者をつなぐインターネットだけで、これだけのレベルの作品が出来上がってしまうという事実が、こうも端的に目の前に示されたのですから。

オープンソースソフトウェアが世界を席巻しているのは皆さんご承知の通りですが、それはあくまで対象がソースコード(即ち単なるテキスト)という最も単純なデータであるが故に最初に広まっただけであり、今やその流れはソフトウェアに留まらず、すべての「ソフト」に拡大しつつある事が明快に示されているわけです。

(まあ、今までにも無かった現象というわけではなく、特に2ch界隈では時折観測することができました。が、今はとにかく勢いが違います。)

だからと言って、ソフト・コンテンツ産業が早晩潰れるなんて話にはなりませんが、確実に構造的変革を迫られることにはなるでしょう。じゃあハードは大丈夫かと言えば、もちろんそんなことはなく、ソフト面の構造変革によってより一層の変革が起こると考える方が自然です。誰であれ、この社会の変化の意味が見えなければ、時代に取り残される危険性は大いにあります。

ニコニコ動画なんてオタクの溜まり場・・・って思っている貴方、その考えを改めないとちょっとヤバいかもですよ。
posted by kamicup at 03:03| 兵庫 | Comment(0) | TrackBack(0) | 考察 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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